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Ossanの研究所です。

マッキンゼー現代の経営戦略。

読みやすいんだけども、慣れない専門書的な感じなので、
なかなか頭に入ってこないし、この本で紹介されている手法の、
使い方も思い浮かばないというか、何というか。


初版が「1979年12月10日」なので、もう30年前のものになる。
そのため、Amazonでは「内容が古い」との指摘もあるが、

  • 永続的な低成長。
  • 国際競争力の失墜。
  • 人口動態の成熟。
  • 基幹市場の成熟。

といった記述されている点は現在に通じるところがあるので、
「古い」と一刀両断にして無価値とするのは無理があるだろう。


ビジネススクールに行くような人にとっては
「最低限の知識」と思われる、下記6つの分析手法が本書の主な内容だ。

これらの分析手法を知る上での「入門書」的な位置づけで、
現在でも十分通用する内容なのではないかと感じる。


各分析手法に関しては、具体的な例を挙げながら、
簡潔に着目するべき点と各手法の実施にあたっての手順、
各実施時の「フェーズ(段階)」の意味に渡って、
取り扱い説明書並みの丁寧な解説が行われている。


勝間本で解説されている「フレームワーク」は、
上記の分析手法で用いられるツール(と思われる)であり、
「勝間本のルーツ」を探る事に興味を持てる人にもオススメできる、
かもしれない。(もちろん、勝間本ほど読みやすい本ではない。)


俺はとりあえず、あと2-3回は読まないと意味がわからないなぁ、
と感じた。この手の本もそろそろ読み慣れておく必要がありそうだ。