O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

ももいろクローバーは「駆け足」を否定し「早歩き」の世界に射しこむ光を提案する。

アイドルが「愛されてナンボ。」な職業なのであるならば、
「今のももいろクローバー」は、文句無しに「king of idol」なのだろう。


AKBやら、ハロプロ系のヲタが四苦八苦しながら、
「CDを何枚買えば良いんだ!」と怒り半分でイベント前の日々を過ごし、
イベント日に握手された瞬間にそれを忘れる、という馬鹿げた「好意」を繰り返す中、
ももクロヲタは、CDを購入するプロセスすら喜びであるのだから。


「俺たちがこの子らを上へ押し上げる。」とまでは、
ももクロヲタは、思わないのかもしれないが、だからからか、
彼女らと過ごす時間への楽しみを胸にしながらCDを購入する事が出来るのだ。
彼ら、ももクロヲタの「未来へススメ!」感は
ステージ上の彼女らと、足並みが狂う事は、ほぼ、ない。


「影を感じないアイドル。」と、ももクロは評され、
その影の感じなさは、今や、ヲタにも強く波及し、
過去に、あるアイドルに「アイドルヲタ」として「背負わされた影」を
背負っている者を、ももクロの現場で感じて見つけ出す事は、
今は、本当にかなり難しい。


彼らは過去を振り返る必要が無くなったのだから、当然だ。
なぜなら、今、目の前に示されている「何か」が「光」でしかないからだ。


ステージ上の彼女らは「全速の駆け足」で走って行って、
Perfumeのように、ステージ下の人らを置いて行く事はない。
しかし、遅く、のろのろと「歩いて」いるわけではない。


ステージ上の彼女らは「早歩き」をしているのだ。
ステージ下にいる人らと、共に「その先」へ、
早く行くために彼女らは「駆け足」ではなく「早歩き」をしている。


ちょっと追いつけなくなったら、走って追いかければ、
その先で前を見据えてセカセカと歩く、彼女らの所に間に合うのだ。
そして、追いついて横に並べば、ニッコリ笑って一緒に、
セカセカと早歩きをして前に進めるのだ。


未来へススメ!