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Ossanの研究所です。

俺が南波志帆をアイドル扱いするな、とか、アイドルと共演させるな、と頑に言い続けている訳。

理由は単純に、
南波志帆には10年後も歌っていて欲しいから」です。
結論から先に書いちゃったけども。

コスト負担の観点から。

以前にも書いたけども、現在の芸能界では、
一度「アイドル」扱いをされた人が、
その後に「女優」「アーティスト」へ転向するのが、
極めて厳しい、という状況なんだけども。


「アイドル」としてやってきた人が「女優」「アーティスト」に
転向しようと年齢が高くなってきたタイミングで、
別カテゴリに進出しようとしても、
そのタイミング以前から1人で「女優」「アーティスト」として、
自分のポジションを作るために戦ってきた同年代の人らと、
互角に張り合うには、5〜10年近い経験上のブランクで
完全に突き放されているから、という単純な理由が存在する。


このブランクを埋めようと頑張っている期間に、
「あいつは女優としての仕事はやっぱり出来ない」と、
マイナスのマーケティングが成立してしまうリスクも抱える。


そして、カテゴリの転向時には、
「アイドル」として売り出した時と同等にはならないとしても、
非常に巨大な再投資のコストがかかる。
このコストには時間的コストも含まれる。


この「再投資コスト」が
現在の芸能事務所にはあまり魅力的ではない。

なぜなら、将来有望そうな若い子達が、
こうしている間にも続々と芸能事務所の門を叩いているからだ。


そして結果的に「アイドル」として売り込んだ際に、
コストを負担したのに、再度、同一人物に
コストを負担するインセンティブが芸能事務所に発生しない事になる。


コストを負担するならば、新人に同等のコストを負担するほうが、
非常に魅力的に映るのである。


なので、最初から「アーティスト」としてやれば良いんだよ。

最初から「アーティスト」として育てる方針であれば、
転向時に発生するコストを負担する将来の危険性は考慮しなくて良い。


そして、積み重ねた経験は、将来に確実に生きる。


彼女が成人した時には、経験年数は5年であり、
経験したライブのステージ数はインストアイベントも含めれば、
1ヶ月に平均2回としても、12ヶ月 x 5年 = 60ヶ月、
2回 x 60ヶ月 = 120回
であり、100回は余裕で超えているだろう。


その間、ステージに立つ度に試行錯誤を行っていれば、
「アーティスト南波志帆の試行錯誤回数」は100回を超えるわけで。
その試行錯誤が必ず武器になる。


3年経っても結果が出ない、とか思っているなら、甘いよ、という話。

3年じゃあ結果出ないです。
アイドルでも女優さんでも3年じゃ出ないです。
実際、売れてる人らでデビュー3年以内で結果出てる人なんて、ほとんどいない。


出ないんです。
アーティストなんて、3年じゃあとてもじゃないけど無理。


というわけで、今年も色々試行錯誤しながら、
前に進めば良いんだよ、という話。


南波志帆、良いと思うのに売れねぇなぁ」とか嘆いている南波志帆が好きな人らへ。

んな事言ってる暇があれば、
ラジオ番組にリクエストメール飛ばすなり、
CD1枚買って友人に押し付けるようにプレゼントして聴いてもらうなり、
自分の身近で出来る事をやれば良いんだよ。


南波志帆のtweetをRTするだけじゃ、何も宣伝にもならない。
南波志帆の曲を聴いてもらえている訳ではないからだ。


南波志帆の楽曲を知らない人に聴いてもらう」という行為が、
いかに難しい事なのか、それを自分で経験すべきだ。


南波志帆、良いと思うのに売れねぇなぁ」
と、嘆くのは、その後で良い。


やれる事を先にやれ。