O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

GoPro HERO3とLiveShell Proを使用した移動映像配信関連メモ。

先日、機器設置作業を含めて仕事でやったのでメモ。
誰かの参考になれば。

GoProの利点。

GoProの利点は広角で撮れる点とカメラ自体が小型なので、
ケーブルの取り回しさえ問題なければ設置場所を選ばないという利点がある。


ライブ映像の配信、スポーツイベントの配信、車載映像等、
通常のWebカメラでは映せない範囲も広く撮れるので、
視聴者側に面白いコンテンツとして映像を提供する事が可能。


様々なカメラが流行の中で出てきているが、
商品自体の成熟度、カメラの頑丈さも含めて、
初心者にはGoProの使用をオススメする。


LiveShell Proの利点。

一番の利点は、通信が切れた場合の事を心配しなくて済む点だろう。


LiveShell Proは通信状況が悪くなって配信が途切れた後も、
LiveShell Proが接続をリトライしてくれるので、
機器設置担当者が機器周辺に常時貼り付いておく必要がない。


最悪、接続が切れて再起動が必要になったとしても、
電源を切って再度電源を投入してもらう手順が、
そんなに難しくはないので、簡単なマニュアルを作って
現地にいる人に渡しておくだけで運用面の問題もほぼクリア可能だ。

Cerevo LiveShell PRO CDP-LS02A

Cerevo LiveShell PRO CDP-LS02A

GoProとLiveShell Proの接続関連のメモ。

HDMIでGoProから出力してLiveShell Proに接続させる事が出来る。
ケーブルはAmazonで売ってるこれを使った。
俺は機器設置のある程度の自由度を考えて、1.0mを購入。



他、GoProに電源供給を行うために、
ミニUSBケーブルから電源供給が出来るケーブルを用意する。


1.GoProの設定はビデオモードにする。

その際「NO SD」とGoProの液晶表示部に出るが、
SDカードなしで問題ない。

2.GoProからの映像出力確認。

LiveShell Proと接続する前に、
PCモニターとHDMIケーブルで接続して映像が
GoProから出力されているのを確認したほうが良い。

3.映像出力がうまくいかない時は解像度を下げる。

映像がうまく出力されてない時は、
GoProの設定で解像度を一旦下げてみると良い。
ビデオの設定項目から「720p 30fps」へ変更する。

4.LiveShell Proの設定。

LiveShell Proの設定は、説明書を見ながらやれば大丈夫。
一番重要なのは、配信に使うサービスに何を選択するか、だ。


Ustreamは設定が一番分かりやすくて楽。
だが、Webページ内に埋め込みをするにはお金を取られるので、
キャンペーン等の特設Webページに埋め込みたい場合は選択肢から外れる。


YoutubeはLive中にLiveShell Proの電源を落とすと、
再起動後に同じLiveへの接続が出来ずにエラーになる問題がある。
つまり、GoProやLiveShell Proの不調で再起動を行った場合、
再度YoutubeLiveの番組を作成し、初期化状態でLiveShell Proを起動して、
Youtube側へ再接続をさせる準備をしてやる必要がある。


ニコニコ動画は高画質の映像配信を見るには
視聴者側が料金を支払わないとダメという点がある。
これも配信するターゲットに合わせて問題がないかどうかの検討が必要になる。

5.移動配信をするには。

データ配信内容が動画なので、携帯ネットワークを使用する際は、
7GBのデータ転送上限等があるサービスは使わないほうが良いだろう。
となると、現状はWiMAXのみが選択肢になるのではないだろうか。


LiveShell ProとWiMAXルータを接続して、
映像配信をする事自体は特に問題はなかったが、
解像度は一番低いものにしたほうが安定して配信が出来た。


他、移動配信中に他人の顔や家の表札、車のナンバープレート等が
映り込む場所で配信を行う場合は解像度を下げておくと、
映像が不鮮明になるのでプライバシー絡みの多くの問題に対処出来て良い。

6.あると便利な道具。

ザ・フレーム

これがないと電源ケーブルHDMIケーブルを
接続した状態でGoProを固定する事が出来ない。


サクションカップ

強力な吸盤で車やバイクの車体、窓ガラスに設置が出来る。
設置場所の選択肢が増えるので買って損はないです。