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Ossanの研究所です。

「広告で稼げなくなるWeb」の行き着く先。

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この「Webのサービスが無料で提供できなくなったら?」というのは、
俺が大学生の頃に学校の授業ですでに取り扱っていた。
私が大学に入学してすぐの頃なので時期しては、1999年〜2000年頃だ。


その頃、検索エンジンで取り扱う情報量が爆発的に増えて、
検索エンジンが完全なるクソとなりつつある中、
Googleって検索エンジンがアップを始めました」のタイミング。
日本から見ると
「何でこのタイミングで検索エンジン?もう色々あるから勝てないだろ」
みたいな、そんな感じ。


あの頃は、こんなにWeb広告が収益源になるとは思われてなかったし、
そもそもGoogleが大企業になるとも思われてなかった。


あの頃に授業で出された課題は、現時点を見る限りは全く無意味なものとなった。
結局は「人を集める」事が収益源を得る事よりも
重要と見なされる未来がこうして来ただけであった。

この先は人件費が今よりもかからなくなっていくWebが存在する。

まず「広告で稼げなくなるWeb」が未来に来たとして、
その前に頭の中に入れておくべき事は、
Webサイトやサービスの提供を行うコストが今よりも
この先のほうが劇的に下がっていく、という事だ。


テレビやらラジオなどの無料提供されている別のメディアが、
この人件費で四苦八苦してブラック労働化していくのとは
対照的に今よりも更にWebサービス提供は自動化が進んでコストが下がっていく。
変わらないのは電気料金くらいだが、これとて将来どうなるかわからない。


要するに今よりも少ない収益でも
大規模なWebサービスの運用が可能になる。


それを前提に以下を考えてみた。

さて、どうなるだろうか。

  • AppleAmazonのようなハードウェアやコンテンツを販売する企業が無料サービスを維持する。
  • AmazonAWSのように企業向けビジネスの収益を使用して消費者向け無料サービスを維持する。
  • 他の製品を販売している企業がWebサービス提供に進出して、無料サービスを提供し始める。
  • 政府や地方自治体がWebで収集できる情報を求め始め、税金が間接的にWebサービスへ流れ込み、無料サービスを維持する。
  • 10年以上前の頃のように作る事が趣味の人が自腹で細々と無料サービスを提供する。
  • 今よりも巧妙になった、ステマコンテンツが増えて収益が維持される。


上記でざっとあげた以外にも別の収益源を確保して消費者向けに
無料サービスを提供する手段は発生するのではないかと思う。