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Ossanの研究所です。

韓国レーダー照射問題で韓国側のディベート能力の強さに関心してる。

いやぁ強すぎる。韓国側が。
www3.nhk.or.jp


外務省が担当窓口だったらここまでやり込められないと思うが、防衛省が窓口をやってるからか韓国側に押されている。
上記記事内の

防衛省が新たな証拠を示してこれ以上の協議を打ち切る方針

↓からの

日本側に説明を求めていく姿勢を示しました。

という韓国側の返しはとても上手い。これで主導権が韓国側に移ったと見て良い。


これで韓国側は客観的に見て、少なくとも以下3つのカードを手にしてしまった。

  • 議論の継続を呼びかけたのに日本側は放棄してしまった(議論を放棄するような国は大人の国ではない、という展開が可能)
  • 新たな証拠を日本側は示せないのだ。だから日本側は議論の継続に応じない。なので韓国側は無罪でござる。
  • 仮に日本が議論の場に戻った場合には「打ち切ると言ったのに戻ってきた。国際的に嘘を平気で言う国だ」と主張できる。


もうね、これ議論上では日本側の負けが見えてるのよ。
やっちゃダメなやつをやっちゃった感じ。
めちゃくちゃ粘り強いんだよ、韓国って。ぶっちゃけ中国よりも強いかもしれんレベル。


仮に議論の席に戻るにしても「韓国側が次の条件を守れるなら戻るが、守れないなら戻らない」と日本側に主導権を持ってこないとダメだ。
例えば、だけど以下のような感じ。

  • 議論の発散を招く関係ない主張と議論は受け入れない。
  • 日本側の疑問点を文書で示すので、それに回答してもらえれば良い。回答できないなら韓国側が嘘をついてると日本は主張する。

という展開にするしかないんだよねぇ。

まぁ、はっきり言って防衛省の交渉能力はめちゃくちゃ下手くそだ。
完全に韓国側のペースにはめられたし、韓国側も最終的に勝てると判断して応戦してたように感じるし。

そもそも韓国側が
「客観的な最終証拠はこっちが持ってるから、こっちが折れない限り日本が勝つことはないでござる」と初期に判断してたのも議論の進行を見てると感じる。

軍艦旗の掲揚問題あたりで日本の防衛省側の議論能力の低さを見抜かれたと考えるしかないよねぇ。
情けない。