実は、夜間作業だった
月〜火の朝にかけて、ひたすら作業だった。
朝に帰ってきて、眠ったので今は全く眠気がない。
真夜中にトラブルもなく、
とっとと片付き過ぎた後は日中にいつも
やっている作業の繰り返し、だったが、
いつもより俺は集中してて、あっという間に
いつもの仕事も片付けてしまっていた。
いつもと違う時間が流れ始めていた。
朝、多くの人が大阪の中心へ向かっていくのとは
逆方向の電車に乗って、人がほとんどいない車両で
窓からの暖かい朝日を浴びながらゆったりと本を読んだり、
うたたねをしながら家に帰る時間は、なんとも贅沢な時間だった。
駅を降りると空は美しく水色で、
2機の旅客機がはるか高い空で銀色に輝きながら
白い飛行機雲を2線引き描きながら飛んでいて。
朝日はとても暖かかった。
不思議で幸せで、本当に贅沢な時間だった。