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Ossanの研究所です。

docomo2.0のCMはティザー広告に見せてる点が新しいんじゃなくて

消費者の情報に対する行動の3層化に
あからさまに対応してる点が新しいのではないかと思ってるんだけど。

ARTIFACT@ハテナ系 - 「DoCoMo 2.0」は一見ティザー広告に見えるのが新しいのかも知れない
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20070514/docomo20


ところが、実際には904i発表時に各種ニュースサイトはもちろん、
NTTの公式でも904iシリーズの主な特長やiモードプレス 
NTTドコモ公式サイトを見れば、どんなサービスが
始まるのかはわかるため、ティザー広告ではない。


ところが、広告しか見てない人には、ティザー広告に見えてしまう。


これまで企業は、若者に情報を周知するには
「TV等で告知してサイトへ誘導」→「サイトで詳しく!」
っていうのがこれからの時代には重要だ!!なんて、
位置づけていたんだけど、実際にはサイトへの誘導、
というのは、うまくいかないわけで。


消費者の情報に対する行動って、
乱暴なくらいに大きく分けると下の3つに
なるんだろうなと勝手に思ってるんですけれども。


1.TVとか雑誌で知る→それ以上情報に興味を持たない
2.TVとか雑誌で知る→サイトで調べてみる
3.TVとか雑誌で知る前にすでにサイトで調べてる


docomo2.0」の場合、3.の行動を取る人らには
もう十分すぎるくらい情報提供しまくってて、
どうでもよくなってるわけなので、1.と2.の対応が重要。


TVのCMで2.の行動を起こさせておいて、
2.の行動へ移った人には特設サイトを見せてアピール。


2.の行動に移らない1.の層に対しては
継続して興味を持たせるような形で情報をプッシュし続ける、
という点が新しいように思ってます。


ここまであからさまに
消費者の全行動に対応させようとしてる
企業の広告の仕方ってあまりなかったように思います。


そういう意味ではDoCoMoは本気なのかもしれません。