大手広告代理店はITゼネコンの大手SIerと同じポジションになりつつある。
これを読んで感じたんだけども。
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結局のところ、旧来型広告代理店のポジションというのは、クライアントより知見や知識があったり、大きな絵を提供できるところにあったように思う。以前はね。
それが、知見や知識にいたっては、クライアントのみならずそれぞれに専門特化した分野の会社が出てきて、代理店からするとそれらの取りまとめ役程度の仕事しかできなくなってしまって、”存在意義”が問われる(=「何してくれるんだっけ?」)ようになる。
大手広告代理店は終わりの始まりに今はいるのではないか?
企画機能を下請けに投げ始めたのが全ての終わりの始まりではないか?
結構前から大手広告代理店は企画力と提案力は落ちてると思う。
外の企業からの提案をそのままクライアントに提出してるケースなんて、
CMとかの映像制作やイベントブースの企画とか、
他にはWebが絡むと当たり前だし。
大手広告代理店のロゴが入ったパワーポイントのファイルに、
下請けの制作会社が企画内容と予算、
どのような効果が見込めるのかを書いて、
そのまま広告代理店の人が内容確認して提出、
みたいな作業の流れはもはや普通でしょう。
知らぬはクライアントだけかな。
CMなんかの映像制作だって広告代理店の人が、
内容を企画してるのってどの程度の割合があるの?
と思うのですが、半分以上は
下請けから企画が上がってきてるんじゃないですか?
それこそ、将来は映画監督やりたい!なんていう、
「自称映像作家」さんが下請け企業で頑張って、
それが上に上がってるだけなんてのが大量ですし。