土屋太鳳さん目当てで「春待つ僕ら」観てきたので感想を書いておく。
先に書くと「思ってたよりめちゃくちゃ良かった」というのが正直な感想。
やっぱり、この手の映画って「中高生向けの青春ゲロ甘、夢ばっかり見てんじゃねーよ映画」だと事前の予告動画では感じるわけですが。
太鳳ちゃん演じる美月にリアリティがあったのもあってか、男性陣の役がいわゆる「ファンタジーなイケメンたち」であっても、現実離れしすぎた作品にならずに済んでいた感じ。
このあたりは脚本の方を含めて、かなり調整されたところなのかもしれない。
男性陣の見どころは割愛するとして。
太鳳ちゃんの演技で最高だったのは、やはり「作文コンクール」のシーンだろうか。作文のタイトル「春待つ僕ら」を読み上げただけで、スクリーンを観ていたこちらの心を打つものがあった。
というか、正直に言うと、作文のタイトルを読み上げた時に私は泣いていたくらいだったw
そろそろ高校生の制服が似合わなくなってきた土屋太鳳さんにとって、青春系の作品の締めくくりがこの作品になるのであれば、これまでの経験は決して無駄ではなかったなと心から思う素晴らしい出来でありました。
「青春系」作品であるので、誰にでも薦める気はないが、土屋太鳳ファンなら「累」ほど良い作品ではない、という点を理解して観る分には悪くない作品である。