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Ossanの研究所です。

ミスiDのビジネスモデルが「新人発掘」から「中小芸能事務所の見本市」に転換したのは多分当たるだろうという話。

「フライデーの元副編集長だった人がやってる」という足かせが、
意外と関係者が思ってる以上に重かったらしく、
(俺は当たり前だろうが、と思ってますが)
ミスiDで素人から新人発掘したところで泣かず飛ばすなわけですが。


そりゃまぁ、表向きは皆さんはニコニコしてるでしょうが、
過去にフライデー絡みで何かが起きて、
ケツ拭きを突然する羽目になるわ、それが面倒だわ、
やってた仕事が叩き潰されるやらを経験した方々が、
今の芸能界で重要なポジションに座ってらっしゃるのですから、
そりゃそうよね、というお話ですね。


危機対応能力がある方が出世してる、という当たり前の話です。
はい。


で、ミスiDがとうとう新人の売り込みの限界を感じたのか、
昨年あたりから「素人もとりあえず募集するけどさぁ」の
雰囲気の中に「中小芸能事務所の見本市」という、
これまであったようでなかった非常に重要なスキマを見つけて、
そこに全力投球してるわけですね。


多分、ビジネス的に成功するだろうなぁと思ってます。


他の産業ではあるわけですよ、見本市ビジネスが。
家電だったらCEATEC、自動車だったらモーターショー。
でも、芸能ではなかったわけですね。
女性アイドル分野でTIFがそのスタンスの
ビジネスを近年うまくやって成功させてますが。


大きい芸能事務所は自ら売り込む体力と資源がありますが、
中小芸能事務所には、そもそもの資源がない。
しかも、資源がないのに大量に契約をしてる新人がいたりする。
(モデル、とか、トレーニング生、とか、新人研修生、とか、
 適当なポジションつけて契約するパターンですね)


で、ミスiDはその「まともにやってたら仕事が来ないポジション」な
子たちの見本市として機能しそう、という感じでしょうか。


業界紙の出版社が見本市を主催する、
ってのはよくある話ですが、それをやるわけですね。

事務所が望まない子が注目を浴びた場合にどうするのか?

この見本市ビジネスで発生しうるのは、
事務所が推したい子と違う子が注目を浴びた場合でしょうか。
事務所側に柔軟性があれば、それを上手く使うかもしれませんが、
さて、どうなるでしょうか。