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モノマネ芸人さんが「苦情が来るんです!」って苦情が来てなくても言う、とってもお得なビジネス上の理由の話。

この記事を見ての話ですけども。
www.sanspo.com


この芸人さんには実際に苦情が来てるのかもしれないけど、モノマネ芸人さんって、この手の「苦情が来るんです!」って手法を使う人がよくいる。
苦情が来てなくても「苦情が来ます!」ってアピールする芸人さんが存在する、ってのは知っておいたほうが良いです。


理由は単純。
例えば、A芸人さんがX芸能人さんのモノマネをしてるとして。
A芸人さんが「X芸能人さんのファンの方から苦情が来るんです!」と言えば以下のメリットがあります。

  • X芸能人さんのファンに対して「ちょっとモノマネしたくらいで苦情を言う面倒な奴ら」というマイナスイメージを世間に与えられる。
  • 実際に酷いモノマネをA芸人さんが多少やっても、X芸能人さんのファンが抗議をしにくくなる。
  • 加えてX芸能人さんが「不快なモノマネをされた」と感じても抗議しにくくなる。


要するに「苦情が来ます!」と大々的に先手を打ってアピールしておくと、後々に色々とメリットが生じるんですよね。
なので、数ヶ月に1件くらいしか苦情が来てなくても「いっぱい苦情が来るんです!」とか盛ったり。


でも、世の中には誠実な芸人さんもいらっしゃるんですけどもね。
苦情が来てても「苦情が来るんです!」ってアピールしない芸人さんもいらっしゃるわけです。
「ファンから苦情を言われるのは当然」と飲み込んでらっしゃるわけですね、そういう芸人さんは。


どっちの芸人さんが長く生き残るのかは結果を見るしかないんですけどもね〜。