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Ossanの研究所です。

「払戻し」処理の手数料なので、詐欺ではない


なんか、鉄道会社に対する「デマ」を
広められかけてるので、全力で抗議してみるw

SUICAを払い戻そうと思ったら
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/suica_087c.html


やっと順番が来たんで窓口のおじさんに
「SUICAの払い戻しをお願いします」と言ったら、
「残額はありますか?」なんて事を聞いてきました。


「ええ、750円くらい残があります」と答えると
「全部使いきってから払い戻しされたほうがいいですよ。
 このままですと、手数料として210円かかります」
って言うじゃありませんか。230円だったかな? とにかくそれくらい。


(中略)


これって、残高がたとえ10円でも
210円の返済手数料とられるってことなんでしょうか?


(中略)


どっちにしても忙しい客の心理に
つけこんだ合法的詐欺みたいな気がするのは俺だけですかね。

これは「払戻し」という行為をお客様から要求された場合は
「手数料を取る」ということが「制度」として決まっているからです。


この「制度」は鉄道会社が何年も前から運用しているものです。
もちろん「PASMO」や「SUICA」ができる前からです。


では、なぜ「合法的詐欺みたいな気がする」のか?
理由は簡単です。


通常、お客様は
払戻しをされることがほとんどないからです。


例えば、定期券を購入後、購入日当日ならば
「誤発行」や「当日払戻し」として処理し、
手数料なしでお客様に全額返るよう配慮する企業が大半です。
しかしながら、次の日になると「払戻し」になります。


この「払戻し」という行為をされた経験が
あるお客様が結構少ないのですよね。


で、払戻しでなぜ手数料を取られるのか?
というと「お客様都合による鉄道会社との契約解除」にあたるからです。
以上簡単ですが、説明終わり。


詐欺ではないことがおわかりいただけましたでしょうか?

これって、残高がたとえ10円でも
210円の返済手数料とられるってことなんでしょうか?

「210円」も取りません。
お客様にとってデメリットがない手数料徴収を行う、
が原則ですので、この場合は「10円を徴収」です。


これは
「お客様」と「鉄道会社」間に
「10円分の旅客輸送契約が残っている」という考えに基づいて、
「通常手数料、210円の価値以下の旅客輸送契約しか残っていない」ので
「旅客輸送契約が残っている10円のみの徴収を行う」という理論です。


あと。
ICカードは一枚500円で済みません。
2000円近くするって言ってたような気が。
(追記:ちょっと自信がなくなってきた。
 が、500円では足りないってのは事実だったような)


ICカード原価情報発見

JR東日本Suica(スイカ)」 - 鉄道ICカード情報局
http://hp.vector.co.jp/authors/VA006094/iccard/suica/
ICカードであるSuicaの原価は、
1枚あたり500円〜1000円程度かかっていると思われます。

あ〜良かった、やっぱり500円以上ってのは本当だった。
2000円ってのはウソだったけどwww


テスト用で事前に作成させると一枚○万円です。
(↑追記:こっちはマジ話。シャレになってない)


なので、デポジットICカード代&システム保守料と思ってください。
それがないとシステムが成り立ちません。
PASMOの場合、鉄道会社は金融企業に
「システム使用料」も支払わないといけません。
(システム使用料、ってのがなぁ…結構…えふんえふん)


クレジットカードでも入会費&年会費を取られますよね?
あれと同じです。無料でシステム運用はできません。




つーわけで、鉄道会社が必ずしも
儲かってるわけではないことをご理解ください。
本当にお願いします。勘違いしないでください。(涙目)