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Ossanの研究所です。

それは広告とはなんぞや?ってところですよね。

ゲームセンターに明日はあるの? - んな金あったらCanCanに出稿しろよ。
http://d.hatena.ne.jp/Hayashida/20070608/1181284079


と、某ゲーム総合誌への出稿見積もりの話を聞いて思った俺だ。
そのページ単価は、ぶっちゃけ言ってボラれすぎ。


いや、あの部数で内容のカケラも無い雑誌に
あんな広告料を払っているゲーム業界各社ってなんなのさね?
総会屋に脅されてるんじゃあるまいしさ。


んで、「新規顧客層の開拓」だとか
「ライトユーザーの確保を〜」とか言っててもしょうがねえじゃんなあ。
そもそも、初心者がゲーム専門誌なんか買うか?
TokyoウォーカーとかTVガイド誌のゲームレビューコーナーの方が
よっぽどユーザーの購買に結びついてんじゃね?

「ボラれてる」単価になってる理由は恐らく、
それくらいボラないと雑誌としてやっていけないからでしょう。
「あの部数」であっても出版し続けるためには必要な広告単価なのでは。
(いや、知らんけど)


「内容のカケラも無い」とは言え、
ゲーム誌がどれもこれも出版休止状態にでもなったら
「ゲームは不況だ!」とか「ゲーム業界には明日はない!」だの
言われるようになることは目に見えてわかりきってる事なんだから、
ボラれようがゲームを作ってる側からしてみても、
数誌は生き残らせておかないといけないところなんでしょう。


必要悪としての、間接的な出版社への出資みたいなもんで。

んで、「新規顧客層の開拓」だとか
「ライトユーザーの確保を〜」とか言っててもしょうがねえじゃんなあ。
そもそも、初心者がゲーム専門誌なんか買うか?

初心者だけターゲットにした広告では
それはそれで市場の縮小を指向してしまいますよね。


私がゲーム関連企業の社員だったら、
「ヘビーユーザーへのアピール」と
「新規顧客層&ライトユーザー層の開拓」を
両方達成するにはどうすべきか、と考えますが。


で、ゲーム誌への広告出稿は「ヘビーユーザーへのアピール」で
「TokyoウォーカーとかTVガイド誌のゲームレビューコーナー」は
「新規顧客層&ライトユーザー層の開拓」のため、という感じで、
広告として対象にしてる購買層が違うわけなので、
ゲームソフトの内容によって、
アピールすべき対象は変えるべきである、という話ならわかります。


広告ってのは「使い分ける」ものであって、
どっちが必要だとか不要だとかってのも商品によって違う話なわけで。


それを理解せずに
「んな金あったらCanCanに出稿しろよ」ってのは
広告の意義、機能ってのを理解してなさすぎるような気が。





まぁ、俺は中学生の時にスーパーファミコンを買ってもらって以来、
ゲーム機なんて購入していないので、どーでも良い話ではあったり。