ホリプロスカウトキャラバンのグランプリは、常にブルーオーシャン狙いである。
今回の結果を受けて、コメ欄で最大支持を受けてた安井ちゃんは、
へさんが、
「既に完成されてる感じだから、ないと思うけど。」
って指摘してた通りになった感。
まぁ、個人的な意見丸出しだけど、
杏奈ちゃんの時とか、今回の高田ちゃんとか、
さとみちゃんが持ってる雰囲気、面影がある子がグランプリになってるというか。
さとみファン的視点での話だけども。
ホリプロの中で、変に成功体験というか、
呪縛というか、そういうものにさとみちゃんがなってなきゃ良いな、
とか余計なことも考えてしまうけどな〜。
それで、昨年の入来ちゃんに引き続いて、
特別賞の子のほうが世間ウケが良いんじゃねーか?っていう傾向は、
今年もきれいに踏襲されている。
この傾向は、個人的に近年は綾瀬の時から続いてる感。
(もっとそれ以前からそうだよ、という話もあるかも知れんが、
俺はそんなに以前の話は知らないので、ここはこのあたりで逃げておく)
グランプリっていうハクが無くても売り込んでいける(世間ウケしやすい)子は
特別賞枠で確保して、別事務所に取られないようにし、
ハクを付けてでも戦略的に資源投下しないといけない子がグランプリ、
って考え方で選んでるんだったら、それはそれで戦略的に正解だよなと思ったりもする。
とある事務所のオーディションを落とされた子が、
奮い立って別事務所からがんばって出てきて売れる、
とか芸能界じゃよくある話なわけだけども、特別賞枠で確保しておけば、
そういう将来的な脅威も未然に防げるわけだし。
ホリプロスカウトキャラバンのすごいところは、
他の事務所だったら賞は与えないだろうな、採用すらしないかもね、
って子をグランプリとして取って、育て上げようとするところなんだけど、
(そういう意味ではハズレは多いかもしれない)
戦略的に言うと常に「ブルーオーシャン」を狙ってるんよね、不気味なくらいに。
ニッチ、と言い換えても良いだろうけども。
今回、小学6年の子を取ったのは、そういう年齢が若い層の女優さん、
ってのが必要とされるドラマなり映画なりが増加傾向にある現在にあっては、
戦略としてはやはり正しいところだし、それらの年齢層で活躍し、
名前が売れてる子は、いわゆる「完璧美少女」的な傾向の子は多くいても、
今回選ばれた高田ちゃんのような、「非完璧美少女」ポジションの子は
あまり見受けられないように感じる。
それらの現状を踏まえると、
やはり戦略的には「ブルーオーシャン狙い」であり、
実際に他の事務所が狙いに行っていない、ぽっかり開いている市場が
そこにあるように思えるので、彼女がグランプリに選ばれたのは、
非常に正しいのであろうと俺は感じていたりする。