映画「イエスタデイズ」を観た後のことをダラダラ。

２回目の「イエスタデイズ」。
最初は「もう一度泣きたくて」的な、自分が今、
自分の道というか先がいろいろと自分で見えなくしてしまった事の、
焦りやらつらさやら、もやもや感をそれでぬぐいたくて、的な意味だったが。

本当はあの映画の中の「澪（みお）」に
もう一度会いたかったのだと、映画が終わって、
黒い画面に白い文字が流れるエンドロールになった時に気づいたのだった。
そのエンドロールの画面に映る、閉じられたスケッチブックの向こう側にいる、
その愛おしい女神のその人にただ自分は映画を通してもう一度再会したかったのだ。

優しくて、強い、その女神に、その人に、
もう会う事はないだろうが、その素敵な再会と別れを自覚した時に
流した私の涙は、自分にとっては一つの心の中の宝石であった。