強い人、だよね。
カルロス・ゴーンは強い人だよね。
「期待をされる分、もちろん不安です。」と言いつつも、
「人が起こした問題なのだから、解決できないことはない。」
と。
ここまで強い心を持って事に当たれる人間はなかなかおらんよな〜。
自動車産業に関わる労働人口は
アメリカでは10%、日本ではそれ以上。
それは部品会社等も含めた労働人口。
解決策は社員が知っている。
それはGM、クライスラー、フォードも同じである。
日本の政治、マスコミ、国民全体が現在の危機的な状況を、
適切に把握していない。アメリカでは40%、日本では20%の落ち込み。
「なぜ、今、派遣切りなのか。」
カルロス・ゴーンだから質問できるし、誠実に回答してくれる質問だな。
トヨタのおっさんだったら「スポンサー辞めるぞ!」って
ヤクザみたいな事を言って終わりだろうな。
村上龍が珍しく良いことを言ってるな。
ヒューマニズムだけでは解決できない。
日本の強みは「現場」にある。
熱意、勤勉さ、それは極めて重要。
大きな問題に直面している時にしか人は切らない。
「現場」を壊すような形は望んでいない、という意。
雇用を維持したらどうなる?
今の不況が続けば、メーカーは赤字になる。
当面の痛みは避けられるが、中長期的に見れば、
いずれ代償を支払うことになる。
→ゴーン氏の主張は正論。
それにしても、ゴーン氏はどの国でどの程度の落ち込みがあったのか、
数字がちゃんと出てくるところがやっぱすごいというか。
当たり前に出来ないといけないんだろうけども。
円高は直接雇用に影響する。
生産が維持できなくなるため、雇用を削減せざるを得ない。
自動車企業に限る話ではなく輸出企業にとって全て同じ話。
これだけの短い期間に115円が88円になっては企業努力で対応できない。
電気自動車はバッテリーをリースにする。
毎月リース料金を支払って、あとは充電時の電気料金。
→これは魅力的なプランだな。