O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

労働者への脅迫。

もう、ニートになってから2週間も経ったので、
書きたいこともちょっとは書いておく。


実のところ、クビになった会社から
「君がクビになるかもしれない」という旨の話をされていたのは、
入社して1ヶ月くらいの時点だった。


簡潔にいうと「期待したほど、君は仕事が出来ない」という話だった。
採用する時に「スキルがないのはわかっている、その辺りは考慮する。」と、
言っていたにも関わらず、である。
ならば、採用しなければ良かったはずなのだが、採用したのだ、
あの会社は。


入社してしばらくして「スキルが足りないっすなぁ」と解雇を臭わしたのは、
正直、脅迫以外の何者でもなかった。俺は明日解雇されるかもしれない、
という恐怖と、毎日対峙しながら、そんな思いやりのかけらもない会社のために、
日曜日にアホみたいに出社したのであった。


「スキルがないっすなぁ。」と言っておきながら、
仕事をする現場には、俺しかいない、何ていう日があった。
(ようするに、仕事上で問題が起きれば、俺が対応するってことだ。)
信じられない話だ。全くもって。





人を雇う立場の人は、一つだけ理解しておいたほうが良い事がある。
「解雇するかもよ」と臭わせた段階で、その「会社」という組織に、
敬意を示す労働者はいなくなる、ということだ。
「あーして欲しい、こーして欲しい。」なんていう会社からの命令は、
残念ながら、全部無視だ。(それで俺は解雇になったのかもしれないが。)


実際、俺は「解雇するかもよ」を臭わされて、
しばらくの間、解雇の恐怖と対峙していたが、
ある日「これって、すごくアホらしい。」ことに気がついて、
顧客が不利益を被る可能性があること以外は、全部無視させていただいた。


私が日曜日も仕事をしたのは、単に顧客に対する誠実さであって、
俺を雇用していた会社に対するものではなかった。


「解雇するかもよ」と臭わせた時、労働者にはその会社の中では、
怖いものは何もなくなってしまう。上司?そんなものは存在しないに等しい。
上司が怒ろうが「近いうちに他人になる。」人の話など、何の利益にもならないのだ。


最後の最後に、誠実さのかけらも無かったあの会社は、
「自己都合で退職して欲しい。」と言ってきた。
さいさいさんとハローワークの人の助言が無かったら、
そのまんま受け入れていただろう。
「俺をだまそうとした会社。」という認識で、その会社とはおさらばした。


何とも、ムカつく最後だった。


労働者への脅迫は、会社には何の得にもならないよ、という話。