O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

孫さんの発言メモ。

動画とか、書き起こしとか、色々見たので。


ここにメモる内容は、俺的にはすごく重要だし、
何より、Webを使った「何か」をしたい人はしっかり頭に叩き込むべき内容だと思う。

孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1) | kokumai.jpツイッター総研
http://kokumaijp.blog70.fc2.com/blog-entry-40.html


第二次産業革命は、重工業。これはアメリカを中心に。
今は、その第二次産業革命の末期です。
日本が最近輝きを失っているのは、この第二次産業革命の後期・末期で、日本の存在意義が揺らいでいる。


アメリカを中心として日本が後追いして、産業革命・工業革命という意味では、より賃金の安い、より材料が安い、中国・インドに全部移っていく。だから日本の競争力がなくなった。


組み立て産業、ものづくり産業で、日本がもう一度競争力を取り戻すのは、ほぼない。
私は断言します。


皆さんまだ20代なったばっかりですよね。
皆さんにとって、これから50年人生がある。
これから50年の人生で、皆さんにとってですよ、日本にとって、これから50年の人生で、賭けてもいい。
日本のものづくりの工業生産国家として、競争力を取り戻して、世界の一位二位を争うような、競争力を取り戻すという時代がもう一度来るか。輝かしい日本のエレクトロニクス産業、ものづくり産業、自動車産業、そういうことで日本がもう一度輝ける時代が来るか。


私に言わせれば、ありえない。
断言します。

これは私も思うし、Webに賭けて会社を辞めた理由だったりする。

中国のGDPが、今年確実に日本を抜きます。
世界で2位になります。


そのまま勢いが止まらないで、アメリカを抜くところまで行く。
中国は世界最大のGDP国家になる。


インターネットの通信も、10年ちょっと前、アメリカが5割くらいあった。アジアは19%。


それがいまや、これからもうじき、アジアが50%。アメリカが12%。
つまりアジアを制したものがインターネットを制するという時代が、間違いなく来る。

コンピューターは脳細胞を超える。
人間の脳細胞は300億個。シナプスというものがあります。くっついたり離れたり。300億個あります。
人間の脳は有限です。


2000年前も現代も同じです。
今から2000年後も300億個です。


人間の脳細胞の数はもう決まってる。DNAで。
でもコンピューターは違います。
2018年にワンチップの中に入ってるトランジスターの数が、300億個を超えます。

(中略)


ですからハードウェアの面では、コンピューターのチップが人間の脳細胞を機能的に超えるのは、ハードウェアの面で超えるのは2018年前後です。


2018年に300億個を超えるだろうということを、私は20年前に計算しました。
予測を立てました。
実際にも今その通りのペースで動いています。


もう一度計算しなおしました。2年くらい前に。
おんなじ結果が出ました。

過去のtwitterの分もメモ。

http://twitter.com/masason/status/8367955796
Computingの3大要素は、CPU速度、通信速度、メモリーサイズ。30年後のこれ等の的確な予測無しに未来を語るなかれ。

http://twitter.com/masason/status/8368449121
実は、私は20年前に、2018年における1chip上のトランジスタの数を500億個と想定して事業を立案しています。

http://twitter.com/masason/status/8369870633
予測もせずに、事を成せるほど現実は甘くない。