結局、彼女「南波志帆」を表現しようにも「適当」な単語がないのですよ。
「渋谷系」だの「アイドル」だの「アーティスト」だの、
「マジックヴォイス」だの、何だかんだと言葉を使って表現しようにも。
直接、彼女を見てもらうなり、アルバムを頭から最後まで聴いてもらうなり、
そういう事をしてもらわないと「南波志帆」なんてわかんないんですよ。
というか。
一番、彼女にへばりついている、俺ですら「南波志帆」が
分かんなくて、時に、彼女を表現する事に困ってるんですから。
「南波ちゃんってさ、天然なの?」って聞かれたけども、
「いや、よく分からん。」ってのが俺の回答だったりするし。
「あの声だと、普通にしゃべってても天然に聞こえる事もあるよね?」って。
彼女のMCでの言葉の選び方は、時に「唐突」で、
周囲の人間からすれば、どことなく「ぶっ飛んでる」んだけど、
彼女がクレバーなのは俺も分かってるので、
彼女なりに「選択した」単語ならば、
彼女がその時の心の中が形になったのが、あの単語なんだろう。
とか、勝手に妙に納得してたりもするし、俺は。
彼女、ダンスがすごい上手いらしいんですよ。
俺は見た事がない。
もし仮に、南波ちゃんがものすごい勢いで、
カッコ良いダンスを俺らの目の前で披露したりでもしたら、
また「南波志帆」を表現する「手段」を俺たちは失う事になる。
彼女を「表現」しようと、
言葉を使用した「表現」をいくらでも注ぎ込んだとしても、
「南波志帆」を「表現」する事をやり切れる事は、現状不可能なのですよ。
キモイ事を書いたので、寝る。