O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

紙の手帳の販売量は今年か、来年をピークに縮小していくと思う。

手帳の新製品(というか、来年版)が発売される季節で、
LOFTやら、東急ハンズやら、各書店でいっぱい並んでる。


俺も今日、ちょいと暇があったので、
「ほぼ日ウィークリー」が新発売されたと聞いて、
とりあえずLOFTに行ってきて見てみたりした。
見た感想としては、とりあえずこの内容ならば、
iPhoneで機能は足りるな、と。


他の手帳もパラパラと見てみたが、手帳の「イノベーション」的な
進化はどうやら昨年に終了してしまってたようで、
今年はどの手帳もどこかで見たようなレイアウト、
ページの順序構成等になっていて、
すでに完成形があるものを各社が何とか無理矢理差別化しようと、
頑張ってるみたいだな、的な雰囲気に支配されてる。


若干の傾向としては「クオバディス」のWeekly的な、
バーチカルタイプのものでオシャレなデザインのモノが急増してたが、
それ以外は、昨年を踏襲してるような印象。


紙の手帳の進化は、とりあえず一旦終わったのだろう。

iPhoneXperia、等のスマートフォンのスケジューラ(カレンダー)アプリケーションの急速な進化。

「紙の手帳」の進化がとりあえず止まった中、
女子高生ですら持ち歩くようになり始めた、iPhoneを代表する
スマートフォンのスケジューラ(カレンダー)アプリケーションが、
この1年で多量な種類が出てくるようになってきている。


「入力したはずのスケジュールが消えてるんですけど!」みたいな、
使用上の致命的なバグが減って信頼出来るようになってきたのもあって、
スマートフォン側で管理する人がかなり増えてきたように思う。


iPhoneの画面の広さで不満を感じる人は、
来年以降にぞくぞくと出るであろうiPad的なタブレット型端末で、
スマートフォン向けにリリースされてるのと似たような、
カレンダーアプリケーションが出てくるだろうから、
それらの問題も近いうちに解決されると思われる。


つーわけで、紙の手帳を止める人が増えるだろう。

手帳ではなく、ノートの進化が消費者の要求になる。

スケジュールは手帳で管理しなくなるので、
そういう意味では「紙」の出番はなくなりそうに感じるが、
別の用途として、スマートフォン等では管理するのが面倒なアナログなメモを、
一元管理できるものとして「紙」の出番が減る事はないだろう。


むしろ、増えるかもしれんな、という。


そうなると、必要なのは「手帳」ではなく「ノート」になる。
つい最近「モレスキン」の使い方を解説した本が登場したのは、
単なる偶然ではないと思われる。

手帳がサポートしていた機能を補完する商品の要求。

手帳をこれまでに持ち歩いていた人の中には、
手帳を「筆記用具入れ」的な使い方をしていた人もいるだろう。


筆記具をクリップしておいて、付箋とかメモの切れ端のファイリング、
路線図やら、人によっては「座右の銘」を挟み込んだり、
気分転換用に写真を入れてる人もいるだろう。
他には、財布に入れるほどではない、たまにしか使わないカード、
ライブのチケットを挟み込んだり、等もあるだろう。


それらを一括して持ち歩けるような、バインダー的な商品が必要になりそうだ。


個人的には「SYSTEMIC」のバインダーがその要求にかなり近いように思う。
若干、内側にある挟み込みを行う部分がひ弱そうに感じるが、
それほど高価な商品でもないので、壊れたら買い替えれば良いだろう。




そんなように感じた。ので、
つらつら書いてみた。