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Ossanの研究所です。

(2012/07/14)舞台「ポチッとな -Switching On Summer-」

ポチッとな -Switching On Summer-
http://nihonnouta-caravan.com/pochittona2012/index.html


2011年に行われた東日本大震災チャリティー公演の再演という位置づけ。


「ポチっとな」というタイトルから醸し出される、
「ハズレ舞台っぽい雰囲気」とは無縁の爽やかな
「おっさんのための青春物語」だった。


もう千秋楽も終わったので、ネタバレでも良いかな。


舞台は全体的に「コメディ」だ。
高校生がアホな事を繰り広げる時間に放り込まれて、
爆笑の嵐の連続、観客席にはお菓子が投げ入れられるような、
ハッピーな時間が続く。


だが、最後の最後に明かされる「物語の背景」は悲劇以外のなにものでもない。
2011年の震災後の日本における不況で人生が壊れ始めている主人公が、
妻の幸せを想って妻と出会ってしまう自分を阻止するべく過去へ戻る。
大雑把に言うとそれが物語の全てだ。


「俺と出会わなければ幸せになったのに」
ただその一心で過去へ戻った主人公は、
何をしても未来の妻と出会ってしまう自分を阻止出来ず、
「俺と別れてくれ」の一言を過去の妻へ伝える事も出来ず、
ただひたすら「過去へ戻るスイッチ」を叩き続ける。


過去に戻る途中、東北にいる恋人と結婚する、
という先生を「結婚するな!」と説得にかかる主人公もいるが、
このあたりは「震災」の事を頭に入れていないと、
主人公の感情的な動きは微妙に分からないかもしれない。


最後は、
「40年後のお前を見てきた。お前は幸せに暮らしていた。」
と「過去の先生」にデタラメを叩き付けられて主人公は未来へ戻る。

感想メモ

舞台に出演する役者の方々は誰もが
非常に演技力のある方々ばかりで質の高さが異常であった。
簡単に出来るとは思えない、過去へ戻る時間の表現の繰り返し、
過去へ戻った先のドタバタ劇、どれもこれもが印象に残る素晴らしい舞台だった。


また再演があったら観てみたいな。。。

アフタートーク

アフタートークがある回に入ったんだけども、
その回で東亜優さんが最後の最後で靴が脱げるハプニングがありましてw
その件でトーク中も色々あって、面白かったですwwwwww


終演後に東亜優さんと

俺が観たのは昼公演だったので近くで友人と飯を食べて、
夜公演終演後に東亜優さんを出待ち。


色々お話をさせて頂きました。


昼公演中に靴が脱げた件をアフタートーク中にも、
「脱げた靴をどうすべきだったか、迷った」
「どうすれば良かったのか。。。」とずっと考えていたようだったんだけども、
夜公演も終わって出てきた東亜優さんの中では、
「靴は拾うべきじゃなかった。。。」という結論になったようでした。


多分、今度何かの舞台で靴が脱げたら、
舞台袖へ靴を蹴り飛ばすか、その場に放置する亜優さんが観られる事でしょうw


東亜優さんにサイン頂きました。
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8月にも舞台への出演があるので、
楽しみにしてますとお伝えして終了。


舞台のテーマ曲は、サカナクションの「セントレイ」だった。
懐かしい楽曲のような気がしていたのだが、そんな昔でもなかった。
勘違いだった。何かと記憶違いをしていたようで。。。

http://www.youtube.com/watch?v=dTRLVB8UHt4