O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

映画「砂時計」を見てきた。

最初にいきなり不幸が夏帆ちゃんを襲って、
そこから拭いきれない過去を背負いながら、
人を好きになって、というのが青春時代の展開。


途中から、松下奈緒演じる「大人になった夏帆」が
ところどころに織り込まれ始めて、
「子供の頃の松下奈緒」「大人になった夏帆」が
シンクロして展開されるのだが、
これが見てる人間の心を適度に揺さぶってくる。


心の中に常に抱えているはずの「闇」が
現実には時々にしか現れてこないのだが、
現実世界で展開されている「ちょっと幸せな感じ」と
コントラストが大きすぎて、見ているものの心に、
その「闇」の重さと悲しさを「ザクっ」と
たまに突き立てる感じであった。


たまに見ているこっちが「闇」を彼女が抱えていることを、
さりげなく忘れてしまうのもまたその「重さ」を強める。


最後はハッピーエンド。なので、
見ている側の心が救われる話になっている。
ハッピーエンドと言っても、
「静かなハッピーエンド」と表現すれば良いところか。





それにしても、松下奈緒より夏帆ちゃんのほうが、
時間的に出番が多いような気がするんだがなー。
なのにメインが松下奈緒の扱いになってるのは、
何とも納得がいかないところ。


あと、夏帆ちゃんのほうが巨乳で、
松下奈緒になった途端に
「肝心なところが縮んどるやないかー!」と思うのは、
男ならば、俺だけではないはずだwwwww


夏帆ちゃんの演技は、以前よりかなり良くなってる。
映画の最初のほうは若干違和感のある演技だったが、
ストーリーが進むにつれて非常に良くなっていった。
この役は彼女にしかできない役だったと考えても良いだろう。


最も、俺は原作を知らないので、
原作ファンから見た場合どうなのかはわからないが。