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Ossanの研究所です。

結局、日本人も真実は何なのかわからんのではないか?

過ぎ去ろうとしない過去 誘い受け
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20060816#p1


一方で「中国・韓国の批判にはもううんざり」という感想を持つ人がいて、
そういう人は「中国・韓国に屈しない」小泉首相や、
おそらく後継者になるであろう安倍官房長官を支持しようとする。
ところが、そういう人ほど「中国・韓国の反日は国をまとめるため」論を唱える傾向があって、
(中略)
今回の靖国参拝を支持している人は、自分が「国をまとめるため」の
コマとして利用されていないかもしくは、
「中国・韓国の反日は国をまとめるため」論を放棄して
真摯に彼らの批判に向き合おうとするか、どちらかを選択するべきだと思った。


簡単に書いてしまうと。


中国・韓国の政治家が「反日」を盛り上げて、
それぞれの国の国民の反日感情を利用しているとして。


日本の政治家は「中国・韓国に屈しない」を盛り上げて、
日本国民の嫌中・嫌韓感情を利用している、と。


そういう理解でOKかな?

首相の靖国参拝 ネットで圧倒的「支持」
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2328148/detail


若年のほうが年配者に比べて、ネット利用者が多いことが原因と見られる。
つまり、若年層に首相の靖国参拝を支持する意見が多く、
そういった若者がネット上で発言しているということだ。


これを裏付けるのは、NHKが06 年8月15日に放送の
日本の、これから『アジアの中の日本』」番組内で行われたアンケート結果だ。
これによれば、「首相の靖国参拝をどう思う?」との質問では、
20代・30代で「賛成」が実に 72%に達し、逆に「反対」は28%、
と若い世代で目立って首相を支持している割合が多かった。
50代・60代以上では、「賛成」と「反対」が拮抗している。


最近俺が「気味が悪いな」と思ってることがあって。
マスゴミ」とマスコミ批判は盛り上がるが
政治家批判があんまり盛り上がらない感じが気味が悪くて。
いつからなんだろうか、マスコミと政治家を比べて、
政治家のほうがマスコミより批判されなくなったのは。


政治家ってそんなにクリーンになったのか?


ネットを利用する若者ほど「中国・韓国に屈しない」
理論に染まりやすいんですよね、なんとなく。
ネットを利用する中国・韓国の若者が「反日」に染まりやすいように。


はてなホッテントリを追いかけてたら
「嫌中・嫌韓」記事が出ない日がないと言ってもいいくらいだからね。


中国・韓国の人らが中国・韓国に都合のいい話ばかり支持するように
日本のネットをよく使う若者は日本に都合のいい話ばかり支持してるのだ。
結局、どこの国の若者も同じ、大差ないってことなんだろう。


それを踏まえて思うのは。
歴史問題で「真実」と言えるものは
この世からすでに消えてなくなってるんじゃないかってこと。


どこの国の人も自分の国に都合の悪い話は忘れ去っていて、
自分の国に都合の良い話に色づけして、
誰一人として体験しても、見てもいないのに
さも真実であるかのように話してるのだ、としたら、
真実はとっくの昔に消え去っているはずだ。



結局、日本人も中国人も韓国人も、真実は何なのかは知らず、
真実は何なのかを検証する力も持っていないのだろう。


日本人が言っていることは正しい、
なんて日本人が言っても説得力なんてありはしない。


中国人が中国人が言っていることは正しい、
韓国人が韓国人が言っていることは正しい、
と言ったとたんに日本人が
「彼らは情報統制されていて真実を知らないのだ」と言う。
確かにそうなのかもしれない。


しかしながら、日本人が情報統制されてるかどうかなんて、
日本に住んでいる限り、情報統制具合を理解しようにも
かなり困難を極めるのではないかと思っていたりするし。



真実はこの世にちゃんと転がっているんだろうか?
もし真実が失われていた場合、
建設的な未来なんてありえないのではないだろうか?



まぁ、自らを疑い、検証し、
他国の理不尽な言いがかりに屈するな、って。
それめっちゃ難しくね?


ちょっとかなり難易度高めのバランス感覚ですよ、それ。
俺にはちょっと無理だな。
中国、韓国の批判にブチ切れて俺は終わりだな。