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Ossanの研究所です。

匿名が特権的ってのもなんだが違うような。

la_causette: 「匿名でいること」は希有な特権
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2008/01/post_8d87.html


ネット空間での活動の成果が現実社会に反映することを
たいした「メリット」ではないと感じられること自体、とても希有な環境です。

俺の知り合いの大半がヲタであるがゆえか、
ネット空間での活動の成果が現実社会に反映されないことを
極度に望む人のほうが多いように感じている。


ようするに

とても希有な環境です。

と言い切るのはそれこそ現実社会とネット空間で展開されてる
「現実」が見えてないんじゃないかなと。


私のような趣味、ようするにアイドルヲタという趣味は
現実社会の大半の人にとっては「キモイ」存在以外何者でもないので、
ネット上で匿名によって活動できることの意義は強烈に重要なものです。


ネット上で匿名は禁止だ!的な空気が醸成されると、
恐らく日本独自のカルチャーとして昨今、政治家やらお金大好きな
方々がモテハヤシ始めている各種のヲタヲタしい
アニメやらアイドルやらの趣味世界は確実に崩壊へと向かうだろうなぁと思ったり。


なので、匿名禁止な空気は経済的にも
メリットはないと個人的には思います。


ヲタな方々は

「現実社会で自分のおかれた環境に満足していて、
 それを変えていく必要を感じていない」人々

であると断言するなら正解であるかもしれませんが、
断言するのはかなり困難な気がします。


他には、

現実空間と仮想空間とで別々の活動を、互いに有機的結合を
果たすことなく行わなければならないというのは時間とエネルギーの無駄です。

これはその「無駄」にメリットを見出せるかどうかの問題で、
メリットを見出せないなら確かに単なる「無駄」ですが、
メリットがあるならば「必要なコスト」として価値のあるやり方なのです。


結局、匿名も実名もそれぞれの人間が選ぶ「スタイル」の問題であって、
匿名or実名を選択する権利を個人から奪うような考え方は
現実にどのようなデメリットな事例があろうとも、認められるべきではないと考えます。


ようするに、
「匿名or実名」の選択の自由は各人が持つべき権利であるべきである、
っていう。