開発で炎上案件が発生した時に、営業担当や上の立場の人らとエンジニアが抱える精神的負担の差異があまり認識されてないと思われる事。
営業担当さんは、炎上案件があったとしても、
抱えてる複数の案件のうちの1つが炎上した、という状況で、
上の立場の方々もそういう状況なのですよ。
要するに「仕事人生」の一部で不都合な事が発生しているのであって、
他の案件ですこぶる順調なものがあれば、精神的に崩壊する事などないでしょう。
ところが、エンジニアは違う。
半年のスケジュールになっているプロジェクトが炎上した場合、
朝の9時に出勤してから帰宅する22時あたりまで(炎上すると残業が増えるので)
「炎上案件」という憂鬱なシロモノを抱えた状況を半年続ける事になる。
この精神的な負担の差異はかなりデカイ。
「仕事人生の一部の不都合」が半年な立場と、
「仕事人生の全てが不都合」が半年な立場。
この差異の理解がなければ、炎上案件はクリア出来ないよ。
もしくは、自殺者を出すだけだ。
年末年始の休日を炎上案件の消火作業に充てるエンジニアが、
たくさんいるであろうこの時期に、あえて言いたい事はそれだけ。