O-Lab +Ossan Laboratory+

Ossanの研究所です。

お客さんに「変わってよ」ってのはそういう話じゃない。

何故「多重下請け構造」がなくならないかというと、お前らが営業をサボってるからだよ!! - 消毒しましょ!
http://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20090724/p1


SIerは、どうやれば生き残ることができるのか」を考えた末の結論が「この不景気をきっかけに、発注側のユーザ企業に変わってもら」うことだというのだから、相変わらず信じられないくらいのバカというか、空恐ろしいまでの甘えと幼稚さである。
(中略)
そして「発注側のユーザ企業」はどう変われば良いのかと言うと、「SIは自分たちで行」わなければならないのだと言うのだからまた吃驚だ。


まるで八百屋にリンゴをくれと言ったら自分で作れと言われたようなものである。「基本、苗木は自分たちで植えて、手が足りない部分を農業のプロフェッショナルに手伝ってもらうやり方」が良いのだそうであるw 本気でこんなことを言っているのであろうか(言っているのであろう)。


ちょっと、AntiSepticさんの認識に誤解があるように思う。


「発注側のユーザ企業に変わってもら」うという話は、
レストランで例えると「メニューの決定」にあたる部分です。
レストランでお客さんは食べたいモノをメニューから選んで注文、
注文された料理をコックさんが作る、が通常の流れですよね?


現在のSIerは「メニューの決定」も「コックさん」もやってる状態なんですよ。
そこは「発注側のユーザ企業に変わってもら」うのがベストだと思います。
「何を食べたいか」は、お客さんが決めたほうがきっと満足もするでしょう。


で、SIerはコックの仕事に専念する。
そういう形のほうが良いんじゃない?という話です。


でもまぁ、SIerも悪い。
これまでお客さんがレストランに来たら、
「当店は一流のコックを揃えてますので何でも作ります!」
とやってたわけで。


もしくは、メニューがお客さんが見てもわかんない事になってるか、
お客さんが「これが良さそうだ。」とメニューから選んだら、
そんなに良くもない料理が来たり、ぼったくられたり、みたいな。






↓ここは全くもって正解だと思う。

何故SI業界から「多重下請け構造」がなくならないかといえば、自分たちで営業をしないからである。勤め先でそこそこ腕に自信のつけた技術者が独立して小規模な会社を作り、人脈を頼って仕事を取るから数ばっか増えて「多重下請け構造」が出来上がるだけの話である。