知の巨人 ドラッカー自伝 (日経ビジネス人文庫)。

これは「ドラッカー20世紀を生きて」の文庫本版。

ドラッカー氏の本をある程度読んだことのある人ならば、
「○○を出版した頃はこんなことがあって。。。」とドラッカー氏が語る、
その当時の世界情勢等の背景がわかって、
改めて深い意味を持ってこれまでの他書籍を理解できるようになるだろう。

他、つい最近苦境に立たされたGMに関しても、
かなり早い段階で改善方法を提示していた点等も、
今だからこそ、深く理解できる内容も含まれている。
このインタビューが氏の生前に行われていたなど、
思えないくらいのリアルタイム感である。

インタビュー形式で、氏自らが語った内容になっているので、
非常に読みやすく、暇つぶしに持って来いの本だろう。